『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』興行収入288億円に 観客動員数は2152万人突破 興行収入1位まであと20億円

記録的な大ヒットを続ける『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が、10月16日からの全国ロードショーから52日間の興行収入を発表、約288億円になった。また観客動員数は2152万人に到達。興行収入では、歴代1位の『千と千尋の神隠し』(308億円)にあと20億円と迫った。徐々にペースは落ち着いてきたものの、歴代1位の座が確実に迫ってきた。
【画像】鬼滅の刃・新聞広告に掲載された全15人のキャラクター
 「鬼滅の刃」は、週刊少年ジャンプ(集英社)に2016年11月から2020年5月まで連載された、吾峠呼世晴氏による人気漫画。主人公の竈門炭治郎をはじめ個性豊かな鬼殺隊の面々と、邪悪な人喰い鬼との戦いが描かれている。2019年に全20局で放送されたTVアニメをきっかけに社会現象的なブームを巻き起こし、コミックスのシリーズ累計発行部数は1億2000万部を突破。コミックス最終23巻は、初版395万部を記録した。
 『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、公開10日間の興行収入が国内史上最速で100億円を突破。その後、24日間で200億円を突破するなど映画史に残る数字を次々と叩き出している。Twitter上では、劇場版の主要キャラクター煉獄杏寿郎にちなんで「#煉獄さんを300億の男にしよう」というハッシュタグが盛り上がり、記録達成にはトレンド入りも必至と見られる。
▼『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』興行成績(公開日10月16日)
公開3日間:興行収入46億2311万7450円、動員数342万493人
公開10日間:興行収入107億5423万2550円、動員数798万3442人
公開17日間:興行収入157億9936万5450円、動員数1189万1254人
公開24日間:興行収入204億8361万1650円、動員数1537万3943人
公開31日間:興行収入 233億4929万1050円、動員数1750万5285人
公開39日間:興行収入 259億1704万3800円、動員数1939万7589人
公開45日間:興行収入 275億1243万8050円、動員数2053万2177人
公開52日間:興行収入 288億4887万5300円、動員数2152万5216人
▼歴代映画興行収入ランキング(興行通信社調べ)
1位『千と千尋の神隠し』(308億円)
2位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(288億円)
3位『タイタニック』(262億円)
4位『アナと雪の女王』(255億円)
5位『君の名は。』(250.3億円)
▼「鬼滅の刃」主なトピックス
・LiSAが歌う劇場版の主題歌「炎(ほむら)」が各音楽配信サイトのチャートで合計55冠を達成、ストリーミング再生でも史上最速で1億回を突破した。
・2日の衆院予算委員会で、菅義偉首相が「私も『全集中の呼吸』で答弁させていただく」と発言し話題に。
・芸能界を中心にコスプレに挑戦するタレント等が続々と登場。叶姉妹、田村淳、椿鬼奴、GACKT、ざわちん、熊田曜子、なかやまきんに君、手越祐也など。
・「2020ユーキャン新語・流行語大賞」でトップ10入り。
・コミックス最終巻の23巻発売前日、当日には全国紙5紙に全面広告を展開。特に当日は15人のキャラクターが3人ずつ5紙に登場したことで、早朝から新聞を買い集めるファンで売店などに長蛇の列ができた。
・海外でも劇場版の反響は大きく、台湾ではアニメーション映画として興行収入が歴代1位に。また2021年にはアメリカ・カナダ・オランダなどでの上映も決まっている。
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

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